こんにちは、ガジェットブロガーに憧れているイフリトです。
Windows 11にアップグレードできないPCを活かすため、私は思い切ってUbuntu(ウブントゥ)というLinuxディストリビューションへの移行を決意しました。
今回は、WindowsユーザーがUbuntuに移行する際につまずきやすいポイントや、最初にやっておくべき設定・準備をまとめてご紹介します。
■ Ubuntuってそもそも何?
Ubuntuは、誰でも無料で使えるLinux系OS。
軽量かつ安定性が高く、古いPCにも最適。アプリのインストールや使い勝手も年々向上し、普段使いにも十分耐えられるレベルにまで進化しています。
■ Windowsからの移行で注意したい5つのポイント
① 今までのWindowsアプリが使えないことがある
たとえば以下のようなソフトは、そのままでは動きません:
- Microsoft Office(特にOutlook)
- Adobe製品(Photoshop, Premiereなど)
- ゲーム(Steam以外のタイトル)
代替手段はありますが、業務用途なら特に注意が必要です。
② ファイル形式は問題ないが、移行作業は手動
- 画像(.jpg、.png)やPDF、動画、WordやExcelのファイルは基本的にUbuntuでも開けます。
- ただし、「アプリ」や「設定」は引き継げません。
③ 日本語対応・フォント・入力環境の調整が必要
Ubuntuも日本語に対応していますが、最初はちょっとした設定が必要です(後述します)。
④ 周辺機器(プリンター・スキャナー)が動かないことがある
特に古い国内メーカー製のプリンタは非対応のことも。メーカー公式サイトでLinuxサポート情報をチェックしておきましょう。
⑤ 必要最低限のパソコンスキルが必要
- コマンド操作(黒い画面のターミナル)を使う場面もあります。
- ただし、最近はGUI(マウス操作)でもかなり完結できるので、「検索しながら使える人」なら十分使いこなせます。
■ Ubuntu導入前にやっておくべきこと5つ
① データのバックアップ(超重要)
- ドキュメント、写真、動画など必要なすべてのデータを外付けHDDやクラウドに退避しましょう。
- UbuntuのインストールでHDD/SSDの内容は初期化されます。
② Ubuntuのインストールメディアを作る
- Ubuntu公式サイト(https://ubuntu.com/download)からISOファイルをダウンロード
- Rufusなどのツールを使ってUSBメモリに書き込み(8GB以上推奨)
③ BIOSの設定を確認
- USBから起動できるようにBoot Priorityを設定
- セキュアブートがONのままだとUbuntuが起動しないことも → OFF推奨
④ インターネット接続を用意
- インストール後のアップデートやソフト追加にネット環境は必須
- 有線LANなら確実、Wi-Fiドライバが動かないケースもあるので注意
⑤ Ubuntuを試してみる(ライブUSB)
インストールせずにUbuntuを体験できる「試してみる」モードがあります。これで動作確認・雰囲気をつかんでからインストールすると安心です。
■ まとめ:Ubuntuは「第二の人生」を与える選択肢
Ubuntuは、「古くなったPC=お役御免」という時代に新たな活用法を与えてくれる存在です。
Windowsとは違う操作感に最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば非常に快適。無料で学べる自由なOSとしての魅力が詰まっています。
■ 次回予告
Ubuntuのインストール手順と初期設定を完全解説!
- 画面つきでわかりやすく手順を解説
- 日本語環境・タイムゾーン・キーボードの設定
- 最初に入れると便利なアプリ紹介
引き続き、Ubuntu移行シリーズをお楽しみに!
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